第3回不定期演奏会「大人満員」
2005年8月20日 大田区民ホールアプリコ 小ホールにて
歌あり、踊りあり、楽器(自主制作)あり、コスプレあり・・・
極楽錠前の新たな挑戦を、君は目の当たりにしただろうか?
プログラム用の袋作成は合宿の夜を徹して行われた。真っ赤な大人袋(右写真参照、5円玉入り)が床を埋めつくし、寝るところもままならぬ夜は過ぎていった。別の事情(いびき、男性ほぼ全員)で寝られないこともあった。厳しい合宿だった。
毎週の長時間練習、田中せいこ先生をお迎えしてのレッスン、いかに極楽がコンサートに対してあつい情熱を傾けていたのか、その練習ぶりを見た人は思い知るであろう。
な割には、気合い入れすぎ緊張しすぎな本番ではあった。
本番当日、思い思いのコスチュームに身を包み、極楽の各メンバーは本番に挑んだ。モーツアルトあり、大司教あり、マツケンあり、ヨン様あり、パパパ系あり、女王様、王女様、アフリカ人、ラジオ体操、30過ぎの学ラン、桜中学ジャージ、和服に、王子様に、ノーパン・・・
そして、物語の結末は・・・
やめるんだ、加藤。きみは、そんなことができる子じゃない。
セルパンテスははっとして顔を上げた。
先生にはわかっている。加藤、きみは腐ったミカンなんかじゃない。ちゃんとした、人間なんだ。
セルパンテスは呆然としながらわたしに言った。
“先生。。。おれ。。。”
その言葉をかき消すかのように機動隊の群れがセルパンテスを押し流していく。
“せんせーい!”
かとぉー!
極楽的「世情」が鳴り響く・・・
~♪シュプレヒコールの波、通り過ぎていく
変わらない夢を見たがる者と戦うため♪~
<本番当日バックステージ>
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